とちぎ農業ネットワーク企業組合

現在、我が国の農業は働き手の高齢化や後継者不足、耕作放棄地の拡大といった問題に直面しております。

 

農林水産省では「6次産業化」を推進し、農産物の品質向上、加工や直接販売等による付加価値の向上やブランド化の推進等により販売価格の向上を図り、農林漁業者の所得の向上や農山漁村地域の活性化を目指しており、「6次産業化」に取り組む農林漁業者等が年々増えてきております。

 

しかし、6次産業化を実践する上で、マーケティングや販路開拓、流通などに課題が出てきており、県内でも商品開発したものの販売までに至らない、または販売不振に悩むケースが多々見受けられます。

 

そのような課題を解決し「6次産業化」を推進するために、マーケティングや販路開拓等のノウハウを持つ者が集まり、県内農業生産者を中心に支援を実施しているところです。首都圏の百貨店、スーパーや外食産業をターゲットに県内農産物の販路開拓を行ってきたところ、市場の反応も良好で具体的に商取引が纏まってきた案件も出てきております。

 

今後の本格的な事業展開のためには、対外的な信用力や責任の所在の明確化が必要であり、そのための基盤となる組織として相互扶助の精神に基づき協同して事業を行い、自ら雇用の場を確保できる企業組合が最適であるとの認識から、ここに中小企業等協同組合法に基づく企業組合を設立するものです。